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夏を乗り切るのに最適な
アロエのクーリングパワーとは?

日に日に暑くなるこの季節、夏バテや熱中症など、体温調整がうまくいかないために引き起こされるトラブルが多くなります。
これらを避けるためには、一時的に上昇している体温をしっかり下げてあげることが大切だといわれています。
今回は来たる夏本番に向けて、猛暑を乗り切るコツや暑い季節に活用したいアロエのチカラについてご紹介します。

全国の400名に聞いてみました!
暑さをしのぐためのクーリングフードとは?

暑さをやわらげるために食べるものはなんですか?(単一回答) 暑さをやわらげるために食べるものはなんですか?(単一回答)

果物 ゼリー ヨーグルト 野菜 パフェ ところてん 森永乳業調べ n=400 果物 ゼリー ヨーグルト 野菜 パフェ ところてん 森永乳業調べ n=400

夏になると冷たいものを食べたり、飲みたくなることも多いですよね。全国の19~49歳の男女400名にアンケート調査を行った結果、8割近くの人が夏に冷たいものを積極的に食べており、ひと夏のアイスクリームの消費量はなんと平均22個に及ぶことがわかりました。
実際に暑さをやわらげるために食べるクーリングフードとしては「アイスクリーム」が大きな差をつけて1位となり(91.7%)、2位にはかき氷(54.5%)、3位に冷たい麺類(47.1%)と続いています。
しかしその反面、冷たいものを食べすぎて体調不良になった経験がある人は42.8%、特に男性は46%と高い数字となっており、冷たいもので胃腸を痛めやすい人が多いようです。

冷たいものの食べ過ぎでお腹が痛くなるなどの体調不良になった経験がありますか?(単一回答) 冷たいものの食べ過ぎでお腹が痛くなるなどの体調不良になった経験がありますか?(単一回答)

約99%が水分!
水分補給ならおまかせあれ!
管理栄養士・野菜ソムリエプロが解説する
アロエのチカラ

※出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

夏場の暑さを乗り切るためには、冷たい食べもの・飲みものをとるだけではなく、水分補給を大切にしたいところ。
人間が生きるためには、最低1日2リットルの水分が必要とされていますが、食物からは水分も摂取できます。
そこで夏場こそおすすめしたいアロエの栄養成分について伺いました!

アロエの栄養成分にはどんなものが
含まれているのでしょうか?

アロエは食物の中でも抜群に水分含有量が多く、約99%※が水分です。水分が多いと言われるキュウリで95.4%、ナスで93.2%。さらに言うと、トマトジュースの水分量が94.1%なので、いかにアロエに含まれる水分が多いかおわかりになるかと思います。
カリウムやカルシウム、マグネシウムも含まれるので、食べることで水分と同時にミネラル補給もできます。
夏野菜にはカリウム豊富なものが多いのですが、実はアロエも夏野菜のひとつです。ミネラル分は汗とともに排出されてしまいますし、効率よく水分を吸収するためにも不可欠な成分。
アロエは夏場の水分補給にも適した、最高の食材といえます。

暑い地域で重宝される
クーリングフードのアロエ
真夏の宮古島ではアロエベラの栽培が!

日本でもめずらしい、アロエベラの露地栽培が行われているのが沖縄県・宮古島。実は宮古島は農作物を育てるのには厳しい環境。毎年、大きな台風が5~6回来るため、農作物もハウスもなぎ倒されてしまう上に気候は亜熱帯。宮古島では、熱冷ましややけどしたときなどはアロエの皮をむいて貼り付ける民間療法が昔からあるのだとか。また水分とミネラルが豊富なアロエを食べることで、夏バテ防止に活用されているそうです。

驚異の生命力!アロエの
全国的ヒットのきっかけとは?

アロエは生命力が強いことでも有名ですが、刈り取った後も常温で1~2ヶ月はもちます。なぜか乾燥してカラカラになることもないとか。
 そんなアロエでも、強い直射日光を浴びすぎると葉先などが赤茶色く変色。そのため宮古島でのアロエの旬は春先と秋口だそう。でも赤茶色く変色した、収穫済みのアロエを日陰に置いておくと、1週間ほどで青く戻っているというから、アロエの生命力には感心するばかりです。
 今でこそ宮古島でこれほどまでに定着したアロエですが、アロエベラの栽培が始まるまでは食用できることがほとんど知られていませんでした。認知度が高まったきっかけとなったのが、アロエヨーグルトの市販開始。全国的なヒットを受けて「アロエって食べられるんだ!」「苦くないアロエがあるんだ!」と広まり、自宅で栽培したり調理する人も増えたそうです。

いかがでしたでしょうか?
暑さに負けない体調管理を心がけたいこの季節、
アロエのチカラをフル活用して、元気に夏場を乗りこえましょう!

篠原 絵里佳(しのはら えりか)さん
管理栄養士/野菜ソムリエプロ/日本抗加齢医学会認定指導士

総合病院、腎臓・内科クリニックを経て独立。長年の臨床経験とアンチエイジング(抗加齢)医学の活動を通して、体の中から健康と美を作る食生活を見出し、分かりやすく発信することを得意とする。睡眠改善インストラクター、睡眠健康指導士も所持し、アスリートへの指導経験も豊富。
近著に『脱メタボ!太らない食べ方 ムリなくラクしてゼイ肉とおさらば』(枻出版社)がある。

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